銀行員である以上、お客様や上司からお見合い・縁談の話を持ち掛けられるということはあるかと思います。お客様と仕事以外の話で個人的な関係を持つのはご法度であったり、仕事はともかくプライベートでも関係を持つのは少し考えものですよね。
銀行員あるあるですが、いざその場になると判断に迷うことも多々あります。今回は実際にお見合い・縁談の話を持ちかけられた時の対処法について考えていきます。
以上を中心に説明していきます。
お見合い・縁談話は実際にあるのか
これについては実際のところあります。もう少し正確に表現するとしたら、ある人にはありますし、ない人にはないというところです。
恋愛と一緒でこちらにも選ぶ権利はありますが、相手にも選ぶ権利はあります。
例えば、この上司やお客様と仕事はともかくプライベートまで関わりたくないと思っていたら、わざわざ余計な話をしませんよ。それと一緒で、上司やお客様もあなたとプライベートまで関わりたくないと思っていたら、お見合い・縁談の話は持ち込んできませんよね。
それでも持ち込んでくるということは、上司やお客様からのあなたに対する評価・印象は少なくともて悪いものではありません。むしろ結構気に入られているということです。そうです、あなたは自信を持って良いのです。
話があるということは自信をもって良いのです!!
引き受ける判断基準
引き受けるか引き受けないかの判断基準については、2つの観点から検討しなければなりません。
【判断材料①】
あなた自身がどれくらい恋人を欲しているのか。
【プラス材料】
- そろそろ結婚を考えた真剣なお付き合いをしたいという人。
【マイナス材料】
- しばらく恋人は必要ない、もしくは恋人ができても結婚はまだ先かなという人。
【判断基準②】
縁談話を持ち掛けてくる上司・お客様との関係性はどうか。
【プラス材料】
- 上司・お客様の人物像が良好であり、仕事だけでなくプライベートでの関わりがあっても大丈夫な人。
【マイナス材料】
- 上司・お客様とプライベートまで関わりたくない人。
具体的に話があった時に、前向きに引き受けて良い場合・引き受けてはいけない場合・どうしようか悩む場合とありますが、「判断基準①〔プラス材料orマイナス材料〕×判断基準②〔プラス材料orマイナス材料〕」がどう組み合わさるかで判断できます。ご自身がどれにあたるか考えてみてください。
前向きに引き受けて良いケース
〔判断基準①:プラス材料〕×〔判断基準②:プラス材料〕
この場合、前向きに引き受けても大丈夫です。このような縁談話がある際は、大体相手方もそれなりに真剣です。
あなた自身も相手も心の準備は整っています。失礼の無いよう、誠心誠意対応しましょう。
条件次第で引き受けて良いケース
〔判断基準①:マイナス材料〕×〔判断基準②:プラス材料〕
この場合は、あなた自身がまだ恋人を欲しない理由や、結婚を意識したお付き合いができるかどうか分からない理由を、上司・お客様に相談の上、それでも前向きに進めてほしいと言われたのであれば進めても大丈夫かと思います。
今の時代、結婚は遅めにする、あるいは結婚しないという選択肢を選ぶ男女が増えているのも事実です。あなたにとってその理由が趣味に没頭する、もっと仕事に没頭する、時間を自己研鑽に充てたいという理由なら、それは素晴らしいことです。
あるいはご家族の事情、ご自身の事情であれば、それはやむを得ない理由です。
相手の方が、その理由を考慮し、多少の弊害があってもあなたとの時間をえらびたいとなれば進めても良いですし、それをネックとするならやめておいた方が良いでしょう。
やめておいた方が良いケース
〔判断基準①:マイナス材料〕×〔判断基準②:マイナス材料〕
〔判断基準①:プラス材料〕×〔判断基準②:マイナス材料〕
この場合は、誰にもメリットが無いと思います。仮にあなた自身が重い腰を上げて縁談話を進め、良い結果となり当人同士が結婚することになったとしても、その先に待ち受けるのはプライベートまでも関わりたくない上司・お客様と親族になるということです。
上司やお客様とプライベートまで一緒に過ごしたくないということは、それなりに人物像を知った上でそのような考えに至っていると思います。親族になったからといって、急に接しやすいとか親近感を持つなど急に印象が変わるということは無いでしょう。
たとえ離れて住むとしても、義理の親という非常に近い血縁関係になると心理的にも非常に近い距離になります。最初からストレスを感じる縁談話を進める必要はありません。やめておくのが無難です。
対応する時の注意点
当人同士だけの恋愛とは違うことをしっかりと認識しておく必要がある。
上手くいく・上手くいかない・何も進展が無いにしても、若い2人の行方を気にする人が、利害関係がある間柄であり、しかも距離感として非常に近い存在でいるということです。
当人同士だけであれば、楽しかったデートも、喧嘩するなど2人に嫌なことがあっても良くも悪くも2人だけの話です。
しかし、身近な存在からの縁談話はそうはいきません。簡単に言えば、初デートから親が付いてくるようなものです。物理的には付いてきていなくても、心理的には付いてきているようなものです。楽しいデートでも、最初から親が付いてくると嫌ですよね。
お断りする時が大変。
お断りする時は当人同士だけでなく、ご紹介いただいた人への気遣いが必要であり、更に言えばご紹介いただいた人が非常に近い距離間で利害関係がある人です。
『当人同士のことだから、おじさんおばさんは関与しませんよ』というスタンスの上司・お客様であれば問題ありませんが、誰もがそのようなスタンスとは限りません。
当人同士の関係破綻が、お客様との取引に悪影響があったり、上司との関係に亀裂が入り、人事考課で不当な評価を付けられたら困りますよね?
お断りする時は、誠心誠意失礼が無いように対応しましょう。あとはあなたの対人運です。
失礼の無い断り方
私は職場関係で特定の人と一歩踏み込んだ関係にならないように徹底しています。なぜかというと、同期恋愛で少し痛い目に合ったためです(笑)
そしてお断りする際に使っていたフレーズはこちらです。
『私は職場に何かしら接点がある人と交際するつもりはありません』
話を持ち掛けられた際は、このようにきっぱりとお断りしていました。こんなストレートに言うとまずいんじゃないかという意見もあるかと思いますが、含みを持たせてズルズルいく方が失礼だと思います。
その他に使える方便としては、『今、気になっている人がいる』『優先したい趣味がある』など、理由はいくらでも作れます。
大切なことはあなたがブレないということ!
私自身の方針上、お断りする話をしましたが、当然前向きに進める人もいると思います。
進めるにしても進めないにしても大変勇気がいることです。あとはあなた自身の判断に自信をもって、それを断行するのみです。
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